司法書士法人ミライブログ
司法書士法人ミライの職員が、知って得する法律情報などの記事を執筆します
ミライのために、今できること。
2025年2月10日
こんにちは。相続業務担当の田中です。
昨年9月のニュースで知りましたが、東京都北区では、経済的に厳しい状況に置かれたひとり親家庭を支援するために、区民からの寄付を活用してひとり親家庭の子ども1人あたり15,000円を給付する方針を決め、12月末に支給されたとのことです。
この支援は、昨年4月に亡くなった北区内の男性の代理人から「ひとり親家庭の支援に充ててほしい」とおよそ3,900万円の寄付を受けたことから行われることになったのだとか。
とても素敵なニュースですね✨こういったニュースをテレビやインターネットなどで知ると、相続財産の寄付は一見とても簡単そうに思えませんか?
北区では故人の遺志をくみ支給すると決めたそうです。自治体への遺贈寄付も昨今は広がっていますが、市区町村によってはスムーズにいかないケースもあるかと思います。
このブログをお読みいただいている方で、相続財産の寄付をお考えでしたら是非、生前にできる対策をして頂きたいです!私がお勧めしたいのは、生前寄付もしくは遺言書の作成です。生前寄付はご自身の意思で行うことができ、ご自身の目で確認できるというメリットがあります。遺言書であれば、ご希望の内容を事前に書面に残しておくことで逝去後に執行されます。その際、執行者に司法書士などを指定することで、スムーズに確実にお手続きを進めることができます。(1/14の弊所代表、久保のブログもお読みいただけると参考になると思います。)
生前対策しようと思ってはいるけど、そのうち手続きすればいいや☺と思っていませんか?理想の未来のために、いま動くことをお勧めいたします!